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メイドカフェを題材にした物語を書いてみた

メイドアドベントカレンダー15日目です。

こんにちはいしがみプロです。今日は物語を書いてみようと思います。

私は何年も前から秋葉原や他地域のメイドカフェに訪れ、経営者の方や店長各の方とも話してきました。どの方もとても人格者でこれから話すようなお粗末なことはありえないです。ただ、私が伝えたいことを「メイドカフェに例えることがわかりやすい」と思ってあえて作った完全なフィクションです。登場する人物、組織などは実在しません。そのことを理解いただいた上読んでください。m(_ _)m

架空のメイドカフェで起きた出来事

ある街にメイドカフェがありました。

そのメイドカフェはカリスマ女性経営者によって支えられていました。

彼女はSNSの活用が非常に上手く、自らメイド服を着て、時に過激な発言をして話題になりながら、店を有名にしていきました。

あっという間に2号店、3号店と拡大し、所属するメイドさんの数が数十人に達し、さらに多地域展開も計画していました。

これはそんな時に起きた小さな出来事です。

ゆきはそのメイドカフェに新人メイドとして入ってきました。彼女はメイドカフェの勤務経験はありませんが、アイドル活動やイベント運営の経験があり、それなりのファンを抱えていました。頭がよく、企画力もあり、新しいことを考えるのが好きでした。資金さえあれば自らお店を持つこともできる能力があり、実際にいつか自分でお店を持ちたいと考えていました。

彼女を採用したのは、オーナーのエリカでした。これまでは店に所属する子たちは、経験が浅く、オーナーのトップダウンでしか動けない子ばかりでした。これから多店舗展開をしていくにあたって、自ら動ける、ある程度キャラの強い子を取り入れたいとエリカは考えていました。そして、近いうちに自分は引退したいと思っていました。

ゆきは張り切っていました。頭の良さを活かしてお店の改善案を次々に提示しました。発信力を使って自らSNSなどを活用し、更にお客さんを呼び込んでいきました。

ある休日の昼、その日はたまたま客足が乏しく、広い店内に空席が目立っていました。空席があるときメイドさんはビラ配りをするというのがお店のルールでした。しかし、ゆきの所属していた店舗は大通りから外れビラ配りの効果があまり出ていませんでした。そこで、ゆきは店内で動画を撮ってSNSで発信することを考えました。行動力のある彼女はすぐに持っていた自分のiPhoneで撮影しアップロードをしたところ、あっという間にお客さんが埋まりました。

しかしそこで「待った」がかかったのです。

待ったをかけたのは、古株メイドのマリでした。マリは系列店では創業当初から関わっていて、その店を任されている立場でもありました。当日マリは不在でしたが、バイトメイドの子の告げ口で伝わったのでした。

「お客さんがいないときはビラを配ることになってるのになんでしないの?」

「私の許可なく勝手なことしないでくれる?」

「それは理不尽な要求だ」とゆきは思いました。ビラ配りに効果がないことは皆がわかっていました。それに、当日不在のマリにいちいち許可を取っていたらその間にお客さんを逃してしまいます。そして、ゆきの行動は実際にお店の売上を最大化するために効果がありました。

「エリカさんなら私の考えを支持してくれるはず!」

ゆきは思いました。なぜなら、SNSを活用して集客するテクニックこそエリカの得意技だったからです。「もしその場にエリカさんがいたら同じようにしたに違いない」そう思っての行動でした。

ゆきには独自のフォロワーがいました。当日の彼女の行動は店外でも非常に評価する声が多く、それがなおさら「私が正しい」という思いを強くしました。

そのときエリカは多地域展開の準備のため出張をしていました。その他、企業とのコラボレーション企画もあり、もはや各店舗のことを考えるよりも経営に集中したいという気持ちでいました。

ゆきがマリたち古株といざこざを起こしているということはエリカの耳にも入りました。エリカはお店の女の子同士のケンカに付き合う興味がありませんでした。「放っておきなさい。うちは自由な店。ケンカすることも自由よ」と言いました。内心は「そんなことよりも私が今やっている大きな仕事を達成するほうがずっと大事」と思っていました。

マリとゆきのいがみ合いは広がっていきました。それは次第に店外にも明らかになっていきました。ゆきには店外にフォロワーが多く、彼女の言うことには筋が通っているので、ネット上で支持を集めていきます。マリは古株であることと店を任されているという権力があるため、多くのメイドはマリに従います。ゆきの行動は常に他のメイドたちに監視されました。彼女はこれまでのように自由に行動ができなくなりました。

この状況をあまり良くないと思ったのは、メグでした。メグはマリと同じく系列店の初期メンバーでマリ、ゆきとは別の店舗を任されていましたが、この状況は系列店に取って良くないと考えエリカに直訴しました。

そして、次の店長会議が起こされました。本来ゆきが出席すべき会議ではありませんが特別に出席が許され、事の顛末を話す時間が与えられました。マリはその日体調不良で欠席しました。

エリカは言いました。

「あなた方はなんで争ってるの?」

ゆきは言いました。

「私はお店のためになると思って行動しました。私から他の子を批判したことはありません。でも、今はみんなが私の邪魔をして思い通りに動けないです」

エリカは言いました。

「そんなこと気にすることないわ。自由にやりなさい。困ったことがあったら私に言いなさい。この店では私がルールよ。私の許可無くメイドさんのやったことを止めることは越権行為よ。気にしてはいけないわ。そんなことより今は系列店の発展のために一丸となって頑張らなきゃ駄目なときでしょう?お店の発展にできることは何でもすべき。文句を言うやつの言うことを聞いてる暇はないわ。相手をするあなたが悪いのよ」

その後も、いがみ合いは収まりませんでした。相変わらず、ゆきが何かをしようとすると、マリたちによって妨害を受けてしまいます。ゆきのフォロワーは「もう一度エリカさんに相談すべきだ」と言いましたが、ゆきは「エリカさんは今忙しい。これは私の問題だから私が解決する」と言いました。「マリさんたちも話せば分かってくれるはず」ゆきはそう思っていました。

とうとう、ゆきはお店に顔を出さなくなりました。もう、お店に言っても他の子達に無視されてしまい、まともに職務もこなせなくなってしまいました。

エリカはゆきに電話をしました。

「どうしてお店に来なくなったの?あなたは組織に向かないんじゃないの?私はこれまでいろんなお店を見てきたけど、組織ではあなたのような優秀な人はいじめられるわ。組織というのは無能な人が集まるものよ。優秀な人は組織に属さないでも生きていけるけど、無能な人はなにかに属さないと生きていけないでしょう?あなたはうちのお店は合わないんじゃない?私はあなたが好きだけど、あなたはあなたで自分の道を行くべきじゃない?」

エリカは最大限ゆきのメンツを保ったつもりでした。ゆきから自らお店を辞めると言わせたかったのでした。

ゆきが去った後この系列がどうなったかは想像におまかせします。

私の感想

「想像におまかせします」と書きましたが、あえて私の感想を書いてみようと思います。僕は組織論で考えてみたいと思います。この架空のメイドカフェは「ティール組織」におけるレッド組織だったと思います。ティール組織については前の記事をご覧ください。

レッド組織は「強い者が勝つ」という前提で成り立っています。そして、弱き者は強い者に従うことで生きていきます。初めはエリカという強烈なリーダーに皆が従っていました。しかし次第にエリカが組織運営に興味を示さなくなったため、マリ他いくつかの有力なリーダーに、その他が連なるという状況にならなければなりませんでした。

レッド組織では、ゆきのような合理的な行動はできません。その前に自己保身を優先する必要があります。もし、ゆきがこの組織で生きていくのなら、すぐに合理的な行動に移すのではなく、まずは自分の周りに「ゆき派」を構成し、集団の力でを身につける必要がありました。

このやり方は、本来の目的をこなすには効率が悪いです。「良いお店を作る」という本来の目的よりも「自己保身」にエネルギーを費やさなければならないからです。

「組織とは無能な人が集まる」という発言はエリカのリーダーとして最大の失言

組織を本来進むべき道ではなく、派閥争いを助長する道にしてしまったのは、この発言だと思います。話の中では電話で個人的に伝えていることですが、ゆきの性格上「エリカさんがこう言った」と言いかねないし、そうでなくても日頃の言動・行動からにじみ出るものだと考えてください。

この話、意図的にマリサイドの言い分を書いていなかったことに気づいたでしょうか?マリは本当に無能なのでしょうか?

マリはゆきよりもフォロワーが少なく、思っていることを発信することが苦手な人だったのでしょう。こういう人はオープンな世界では「悪者」に見られがちです。

しかし、飲食店という業態を回すためには地道にコツコツと目の前の仕事をこなすことも必要です。初期メンバーから今や店を任されていた彼女はそういった地道なオペレーション力と人をまとめる力があったのかもしれません。

それを「無能」のレッテルを貼ってしまうことは彼女の地道な努力を踏みにじることであり、マリの心をも傷つけるものだったのではないでしょうか。

リーダーはどうすべきだったのか

さて、ここで、エリカはどうすべきだったか考えてみたく思います。

もし、エリカが考えているように「みんな一丸となって」目的をこなすべきと考えているならまずはアンバー組織を目指すべきでしょう。アンバー組織は派閥の出現を許さず、全てがトップダウンで動く組織です。上のものが「白」と言ったら黒いものであっても「白」と言わなければならないようにします。それは一見理不尽に見えますが、そして歯車のような人々が「一丸となって」目的をこなす組織を作ることができます。

おそらくゆきのような人材はアンバー組織には合わないでしょう。ゆきはオレンジ組織の人間です。リーダーが明確な目的を定義すれば、枠にとらわれずに才能を発揮できる人物です。エリカがオレンジ組織を作りたければ「メイドさんのすべきことはこれ」「評価制度はれ」といったことをまず整備した上で、ゆきのような実力派を揃えていけば良いのです。

オレンジ組織の問題点は多様性がないことです。マリのような評価しづらいけど組織に貢献している人物は報われないでしょう。そして世の中にはマリ的な人の方が多いのも事実です。

もしエリカがマリとゆきもどちらの言い分にも理解ができるのであれば、グリーン組織のリーダーになる素質があります。人は話せばわかるものです。両者の言い分をよく聞き、それぞれのメリットになるように落とし所をつけることは可能です。そのためには「私は知らないわ」という態度ではいられません。早い段階で一人ひとりの言い分を拾って柔軟に対応していくべきです。それはとても地道なことです。しかし、努力をすればいずれ「うちのお店はみんな仲良しでアットホーム」という評判を得られ、ファンの人たちからは「優良店」と評価されていくでしょう。私は、現実にあるほとんどのメイドカフェはそのように運営されていると思います。

もし、エリカが「お店の子達の面倒を見るのから開放されたい」と願うのなら、それは組織がティール組織になった時に達成されるでしょう。「なぜ、私達は働くのか?」「メイドとして働くことは楽しいよね?お客さんを喜ばせることって嬉しいよね?」というような存在価値を皆に問いかけ、一人ひとりが自発的に動けるようになった時、初めて彼女の肩の荷がおりてくるのだと思います。

「組織に合わない」人の生き方

つぎに、ゆきについて考えてみます。

ゆきを「組織に合わない不器用な人」と評価する人は多いでしょう。

本当にそうでしょうか?

ゆきは店外にフォロワーが多くいました。彼女にとって自己保身を考えながら組織で埋もれる人生よりも、自らの能力を発揮できる場所を求めて行くことが圧倒的に効果的です。彼女が合理的で筋が通った行動をとり、発信することによって、店外のフォロワーの支持をより集めていきます。

そして、いずれは、彼女の能力を理解して買ってくれる人も現れるでしょう。

つまり、ゆきの行動はすべて彼女にとって合理的だったと言えます。

SNSが普及した今ゆきのような生き方ができるようになりました。個人個人が自ら発信しフォロワーを獲得することができる時代です。彼女にとって「組織」とは、論理に従ってに「属す」ものというよりも「活用する」ものに過ぎないのです。

この話を書いた理由

「組織とはこうあるべき」

を語る人は多いです。

「上司の言うことは絶対である」
「身の振り方を上手くやれ」
「上手くやれないやつは組織に合わない」

みんな、そうやって苦労して生きてきたのだと思います。

でも、その組織論、古くないですか?って思ってしまう今日このごろです。

古い「組織論」で「器用だった人」も「不器用だった人」もみんな幸せになったら良いなぁと思います。

それでは!

 


メイドカフェとティール組織

この記事はメイドアドベントカレンダー2019の4日目です。

今日は、メイドカフェオタクにして、「メイドカフェでノマド会」という組織のリーダーでもある僕が、組織運営とリーダーシップについて、メイドカフェに当てはめて考えてみたいと思います。

僕がメイドカフェで組織運営を考えたきっかけ

今でこそ、メイドカフェでノマド会の代表をやっている僕も、初めてメイドカフェに通ったのは2015年1月なので今から5年前になります。その時期の僕は、この記事でも少し書きましたが、仕事でうまく行かず、良い組織とはなにか、リーダーとは何かを考えていた時期でもありました。

メイドカフェ通いが理由で会社を辞めることになりました

その時、僕は理想の組織を見つけた気がしました。当時通っていた女中酒場幻橙館というお店は、鈴峰桐さんというメイドさん店長を中心として、メイドさんたちやお客さんたちがとても仲が良い素晴らしいお店でした。

僕はトップダウン式の「俺が引っ張る」タイプのリーダーではなかったので、こんな感じでみんなが仲良くて、それぞれが才能を発揮してのびのびとやっていけるチームを作っていくのが合っているのではないかと思いました。

そこで、メイドカフェでノマド会という組織を作ってみました。

メイドカフェでノマド会にメイドさんがいる理由

メイド好きがメイドさんとイベントを運営する時気をつけるべきこと

このように「組織運営」という観点でメイドカフェを見ている僕にとって、今年面白い本を読んだので、その内容をメイドカフェに当てはめて考えてみたいと思います

ティール組織とは

今年の初め、友達の勧めで読んでみたのはこの本です。

この本を書いた人はフレデリック・ラルーさんという人です。

彼はマッキンゼーから独立してエグゼクティブ・アドバイザー等として活動している人で「新しい組織モデルが出現している」ということを確認するため2年半に渡って世界中の企業を調査した結果をこの本にまとめました。

彼は組織が時代に応じて進化しているという着眼点でまとめました。そして、組織の形態を次の5段階に当てはめて説明します。

  • レッド組織: 力・恐怖による支配
  • アンバー組織: 規則・規律・規範による階層構造。
  • オレンジ組織: 実力主義と効率化に基づく階層組織。
  • グリーン組織: 多様性と平等を目指すコミュニティ型組織。
  • ティール組織: 変化の激しい時代における生命体組織

これではわかりにくいのは、僕は独自にこの話を次のように理解しています。

  • レッド=戦国時代: 生きるか死ぬか。殺すか殺されるか。
  • アンバー=江戸時代: 江戸幕府絶対。忠臣蔵な世界。
  • オレンジ=明治維新: 文明開化と効率化。
  • グリーン=昭和: 家族型経営、松下幸之助
  • ティール=未来: 新しい時代の組織のあり方(?)

ちょっと強引な理解ですが、こう考えるととてもわかりやすいと思っています。そういえば、今年、明智光秀の舞台を見に行きましたが、まさに殺伐とした感じが「レッド組織」そのものだと思いました。

メイドカフェに各組織段階を当てはめてみる

レッドなメイドカフェとは

レッド組織は「殺すか殺されるか?」という生命の維持を動機としています。力のある者は力のないものを支配し、力のない者は力のある者に守ってもらうことによって生き延びようとします。

これをメイドカフェに当てはめるのは難しいでしょう。

詳しくないのであたっていないかもしれませんが、どちらかというと個人プレイの性質がより強いキャバ嬢はこっちの要素もあるかもしれません。

アンバーなメイドカフェとは

アンバー組織では序列がしっかりしています。メイドカフェに当てはめると、後輩メイドさんは必ず先輩メイドさんを敬わなければならないというような序列があったりするような状態です。

アンバー組織は軍隊のような大きな組織を作るのに適しています。一方、組織を維持するために大きなコストを払わなければならないため、効率が非常に悪く、店舗経営には向かないような気がします。特に個人経営のような小さな店舗ではこのやり方では維持できないでしょう。そこで、多くのお店はオレンジ的に運営されているのではないかと思います。

オレンジなメイドカフェとは

オレンジなメイドカフェは、実力主義・効率主義が徹底しています。売上などの目標を定めて、みんなで達成するように努力する。総選挙のようなことをやってメイドさんを評価するのもありかもしれません。

オレンジ路線を極めたお店は「クオリティが高い」「納得感のある」お店に映るかもしれません。その一方でこれだけでは「普通のお店」のような気もします。そもそも、メイドカフェ自体が「効率の悪い」業態なので、わざわざメイドカフェなんかやめてもっと稼げる業態にすべきです。

メイドカフェには効率だけでなく「メイドさんの個性」や「多様性」というものも必要ではないかと思います。そして、ほとんどの「良いお店」は次の「グリーン」的な要素を持っていると思います。

グリーンなメイドカフェとは

グリーンなメイドカフェではメイドさんやお客さんの個性や多様性を認めようと努力がなされます。グリーンなメイドカフェで働くメイドさんは次のようなことを言うでしょう。

「うちのお店ってアットホームだよね」

「みんな仲良しで家族みたいだよね」

利用するお客さんたちも

「この店はなんか居心地が良いな」

と言ったような額面以外の価値に気づいて、つい行きたくなってしまいます。

その裏では、運営者やリーダーの方々のたゆまぬ努力が繰り広げられています。僕が今まで話したことがあるメイドカフェの経営者さんは皆素晴らしい方々でした。メイドさんたちがどのようにしたら気持ちよく働けるか、お客さんが楽しめるかを一生懸命考えられています。

ティールなメイドカフェとは

さて、そして最後はティールなメイドカフェです。ティール組織では、個々のメンバーが細胞のように振る舞います。メイドさんたちは自主的に考えて行動(自主経営)し、メイドさんとして働くことが自分の生き方の表現であると考え(ホールネス)ています。

僕が好きだった、女中酒場幻橙館は、桐さんをリーダーとしつつも、若い店長を「みんなで支えよう」として、すべてのメイドさんたちが得意な分野で才能を発揮してみんなでお店を良くしようとしていました(という風にお客さん視点では見えました)その雰囲気はメイドさんたちだけでなく「ご主人さま」「お嬢様」方にも波及し、様々な貢献を率先して行う人たちの集まりでした。

今思うと、幻橙館はティール組織だったのかもしれません。

細胞を束ねて組織をするためには「存在意義」が必要です。「存在意義」というと難しいです。それは言葉で表せる「コンセプト」だけでなく「なんとなく、残したい雰囲気」のようなものを持っているのです。女中酒場幻橙館は閉店後も3年以上「月一幻橙館」として、メイドさんや当時のお客さんたちが集っていました。このように維持されるのは、暗黙に皆が「存在意義」を感じていたからではないでしょうか。

メイドカフェにはグリーン・ティールが必要

思うに、レッドアンバー<<オレンジ<<<<グリーン<<<<<ティールの順に、そのお店が面白くなるような気がします。「良いお店」とは、多様性があって、個性が認められて、働く人が輝いています。それはグリーンやティールの要素です。

メイドカフェとは、働く人の個性や多様性がより重視される業態だと思います。

経営という観点ではオレンジ的な考え方が重視されがちだと思いますが、本当に成功するためには、これらのニュアンスを取り入れることが必要だし、すでに自然と取り入れられているような気がします。

だから、良いメイドカフェを観察すれば、自ずと「グリーン」や「ティール」のようなニュアンスを学ぶことができるのではないかと思います。

メイドカフェでノマド会をティールにできるか?

メイドカフェでノマド会は比較的組織構築がうまく言ったと思っています。もっとも、「組織」というほど強い枠組みを作らないようにしています。それは、当初から僕が階層構造にうんざりしていたからもあり「なるべく階層を作らないように」と考えていました。

そして、ティールなメイドカフェである、女中酒場幻橙館を参考にしていたこともあり、理想はティール組織にしたいです。

ただ、現段階ではほとんどのイベントを僕が企画・運営していることもあるので、まだグリーン組織かなと思います。しかし「私もイベントをやってみたい」「ノマド会を企画したい」という人が徐々に出てきており、その人達を支援したいと思っています。いずれは、メイドカフェでノマド会のノウハウを、各々が思う目的を達成するために使ってもらえればと思います。

イベントオーガナイザー紹介

メイドカフェでノマド会ではイベントオーガナイザーを募集しています。「メイドさんやメイドカフェと絡めて何かをやってみたい」「自分の好きなお店でメイドカフェでノマド会を開催したい」というような方は、ぜひTwitter (@maidnomad) へDMでご連絡ください。


メイドカフェに何をしにいくのか

この記事はメイドアドベントカレンダーの1日目です。

こんにちは。メイドカフェでノマド会をやっています、いしがみプロです。
今日は以前一部で話題になった「メイドカフェは何をする場所か」について書こうと思います。

メイドカフェと一口に言っても、あっとほぉ〜むカフェさんのようにメイドさんとお話やゲームを楽しむお店から、ワンダーパーラーさんやシークレットチェンバーさんのようなクラシカル系、気絶さんのようなスナックなど、あらゆるジャンルがあります。

そのため「行く理由は人それぞれ」だと言ってしまえばそれまでなのですが、しかしやはりメイドカフェというものを少しでも知っている人と、そもそもメイドカフェを知らない人にとの間には大きな理解の隔たりがあるように思います。

ちなみに僕の答えはこちらです。

以前、メイドカフェに行かない人からよくこんな会話をしてました。

「メイドカフェどれくらい言ってる?」
「週3くらいですかね?」
「多くね😅」

どうやら一般人にとって、週に何回もお店に行くことが異常らしい。
そんなに通うからには何か目的があるはずだとなるらしい。

ところがメイドカフェに通った結果直接的に得られるものなんて何もない。
メイドさんのプライベートを詮索したり、連絡先を聞いたりすることは多くの店で禁止されている。
お話するのが目的としたって、2時間いてオーダーを取りに来たときのほんの数秒しか話せないことだってよくある。
店員2,3人で2,30人の客席を回さなきゃいけないんだから。
勘違いしてしまった人が「コスパが悪い」なんて言ったって仕方ない。

じゃあなんだろう。
なぜ人はメイドカフェに「通う」いや「ご帰宅」するのだろう?

いや、通うことを意味があるのではないだろうか?
その通い続ければ、店員さんや常連さんと顔見知りになる。
顔見知りになれば、なるほど安心してその場にいることができる。

コンセプトなんて行くための言い訳でしかないのではないか?

本質は「通う」こと「ご帰宅」することではない?か?

自分が居心地が良い「コンセプト」を選んで「メイドとか、そういうのが好き」という共通項で、人が集まる「場所」があるって素晴らしいことではないだろうか?

じゃあ、メイドってなんだろう。
もっと考えてみたい。

この分析はトンネルを両側から堀り始めつつ、まだ繋がっていない気がする。

せっかくメイドアドベントカレンダーをやっているのだから、この機会に分析してみたい。

ということで、引き続き、メイドアドベントカレンダーをよろしくお願いします!