メイドカフェに1年間通って分かったこと

(この記事は某所で書いた記事を移動して書き直したものです。一度読んでいる方は2度目についてしまい申し訳ありません)

秋葉原駅ではビラを配ってるメイド服の女の子をよく見かけます。メイドカフェと言えば「萌え萌えきゅーん」の場所で、興味があるけどちょっと行くのは恥ずかしい場所ではないでしょうか。僕も以前はそうでした。

そんな僕がちょうど一年前、友達とネタでメイドさんがいる居酒屋に行って以来、メイドカフェの良さが分かってしまい、現在、週の大半通うようになりました。

この一年の間に、僕に何があったのでしょうか?今日は僕がメイドカフェの良さを知っていった過程をご説明し、みなさんにもその良さを紹介したいと思います。

現在の僕

僕を以前から知っている人は驚いたと思います。突然メイドカフェのグッズを持ち歩き始めたり、Facebookにチェキ写真を載せ、Twitterではメイドの話ばかりをするようになって、ついに狂ったのかと思ったことでしょう。\(^o^)/

僕は、女中酒場幻橙館の会員で、ポイントが一定数を超えたため、特別館員(会員)という称号を頂いた者の一人です。幻橙館以外には、JAM、メイリッシュ、橙幻郷にも行きます。多い時は週に5〜6回、少なくても1〜2回はお店に行きます。

一度に使う金額は1500円〜3000円で、月に使うお金は2万円〜4万円くらいです。最近はメイドカフェ以外でお金を使わないようにしているので、だいたい平均的な「お小遣い」の範囲内で収まっています。

あるメイドカフェのメニューの一部を紹介します。

黄色いメロンソーダ
幻橙館の黄色いメロンソーダ、おいしいよ!
カクテル
カクテル

たまに「チェキ」もやります。チェキとは、インスタントカメラ「チェキ」を使って、メイドさんとツーショットまたはメイドさんのピンショット写真を撮れるメイドカフェ定番メニューです。チェキは日々溜まっていって、100均で買ったアルバムがそろそろ一冊埋まろうとしています。

チェキの一部を紹介します。

このブログはメイドさんに応援してもらっています!
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時にはこういう面白いネタも考えてくれます!
時にはこういう面白いネタも考えてくれます!

ここまで読んで、どう思いましたでしょうか?慣れていない人は、正直キモいって思ったかもしれません。大丈夫です。僕も以前はそうでしたから。

僕がどうしてこうなったのか、最初から説明します。

通い始め

初めてメイドカフェに行った日は、久しぶりに会う友人と飲みに行った時でした。普通の居酒屋としての利用だったので、お酒を2,3杯に、おつまみを食べたと思いますが、一人3500円くらいでした。この歳になると飲み会の費用というのは4、5000円くらいが平均なので、安いと思いました。

その時周りを見渡すとPCやっている人が多いことに気づきました。僕は会社帰りにPCをやる場所を探していたので、ここが良いのではないかと思って、2度目に来たのが1週間後でした。

その頃はまだメイドさんの名前も覚えていなかったので、話しかけることもあまりできずにいました。ただ、メイドさんは僕のことを覚えてくれていて「もしかして、あの時の方ですか?」と話しかけてくれました。

「パソコンで何をされてるんですか?」メイドさんは興味津々に話しかけてきます。そういうマニュアルなのかな?とも思いました。女の子がおっさんがやるパソコンに興味を持つわけがないと思っていたからです。

でも、そうして、時々話しているうちにお互いのことが分かってきて、こっちも安心してお店で作業ができるようになりました。メイドカフェは一部の大手を除いて基本、リピータ重視の商売です。なので、こうして、お客さんと店員さんでお互いのことを知って、アットホームな雰囲気を作ることが大事だったのです。

メイドカフェのルール

メイドカフェには大体すべてのお店で共通のルールが有ります。

  • メイドさんにプライベートの事を聞かない
  • メイドさんに触れる行為は一切禁止
  • 連絡先を交換しない

僕はそんな目的じゃないですが、おそらく、秋葉原の多くのメイド店、長い歴史のなかではそう言った例も実際あったのでしょう。

お店としては、コンセプトを守るために、相当厳しく管理されています。ルールを逸脱した場合、客と店員ともにお店を追放されるなるため、それでも一線を超えるときは、相当な覚悟が必要なこととなるでしょう。なので、大半の客はそんなことを目的とはしていません。

メイドカフェはあくまで飲食店であり、法律的にキャバクラとは異なります。店員は制服としてかわいいメイド服を着ているのであり、主な業務はキッチンに立ったり料理を運ぶことです。客席に座ることは禁じられています。暇な時は話しかけてくれますが、忙しい時は、仕事がメインです。

イベントとはともに支えるもの

メイドカフェの特徴として、定期的にイベントが企画されます。イベントというのは、メイドさんが普段とは違ったコスプレをしたり、その月に誕生日を迎えるメイドさんのバースデーパーティーだったり、他店舗と制服を交換したり、いつもとは違う特別な営業をする日のことです。

イベントは、特別なフード・ドリンクメニューが用意され、特別なメニューを頼むとグッズが貰えるなどの仕掛けが用意されます。それらは通常メニューより若干高めに設定されていますが、お店はこれら全部事前に準備しているので、相当な労力がかかっています。

イベントを行うと、多くの人が訪れ、いつもより売上が上がります。が、イベントを行う労力は馬鹿になりません。お店側とお客さん側双方がシラけないことが大切です。メイドさんたちは日々、お客さんたちのニーズをリサーチして、自分の趣味や特技と絡めてイベントをアレンジしています。

そんなイベントの日に訪れると、メイドさんはいつも以上に喜んでくれます。イベントというきっかけを通じて、お店とお客さんが、日々思い出を作っているのです。

チェキにラミカ、大切なのは一期一会

なぜ、チェキを撮るのでしょうか。

チェキというのは、インスタントカメラですから、世界に1枚だけです。そこにメイドさんがポスカでお絵かきをしてくれます。出来上がったものは、たった一つの作品です。

そもそも、時は常に流れ、人は成長し、老いていきます。メイドさんはいつまでも同じお店でメイドをしているとも限りません。特にイベントの時、そのコスプレをしているのは、今だけである可能性が高いか、もう一度着るときは、もっと大人になっているかもしれません。

「この日、この時、このメイドさんは、こんなコスプレをして、こんなネタでチェキを撮った。」

一枚一枚がそんな記録になります。店員さんがよく知らない人ならここまで思い入れはありませんが、前に述べたように、店員と客は互いに良く知っているので、それくらい大切な物になっていきます。

チェキの他にラミカというのもあります。これは、限定メニューのおまけで貰えるもので、名刺サイズの写真をラミネート加工したものです。世界に一つではありませんが、「このイベントでこんな衣装を着た」記録であることは同じです。

料理においしいと言ってあげられる!

メイドさんの手作りミルフィーユカツプレート
メイドさんの手作りミルフィーユカツプレート
メイドさん手作りのオムレツプレート
メイドさん手作りのオムレツプレート

お店によってはメイドさんが手作り料理を提供します。メイドさん手作りというと、プロに劣るのではないかと思われますが、普通に料理が上手な女の子が担当しますので美味しいです。

何より嬉しいことは作ってくれたことを感謝し、美味しかったことを直接本人に伝えられることです。

人は褒められると「またやろう」「今後はもっとうまくやろう」と思い、さらに腕が上達していきます。こちらもおいしかったので、また作って欲しいと思うからそう言います。

これは人間同士でとても良い関係です。

ファミレスでは、作っている人の顔が見えないので、その良さがありません。

## お客さん同士も仲が良くなる

リピーターが多いので、同じお客さんに何度も会うことになります。お客さんとメイドさんの話が聞こえるため、その人がどんな人なのか、だんだん分かってきます。

イベントなどでお店が混んでいるとき、「お二人はよく知っていると思うので相席いただけますか?」ということで、相席をすることもあります。

そうしているうちに、お客さん同士が仲良くなってきます。そこで出会う人は、自分とは全く職種が異なる人達で、この場がなければ知り合うことはなかったでしょう。

メイドさんとの交流を通じてコミュ力が上がる

バースデーイベントでプレゼントを持ってくるお客さんがいます。そういう文化なのだろうと僕も従って、1000円くらいのものを贈ることにしています。

その結果何が起きたかというと、自分の近所でプレゼントに良さそうな美味しいお菓子やさんを覚えたり、それから、プレゼントをするときは、コンビニの袋なんかに入れて渡したりせず、ちゃんとラッピングして渡す、ラッピングは困ったら百均に行けば買える、と言ったような能力が身につきます。

そうすると、今度はメイドさんにかぎらず、カジュアルに人に、プレゼントができるようになります。「あいつは人のうちに来ても手土産一つ置かない」などと言われないようになります。

推しとは仕事への評価

メイドカフェやアイドルの世界では「推し」という言葉があります。これは、「その人のことを一番応援している」という意味です。

平たく言えば一番好きってわけですが、特徴として、同じ人を推しにする人ははライバルではなく同志となります。一緒にその子を応援しているのです。

別の見方をすると、「推し」と言うのは、プライベートな人間として好きというより、その仕事の中での働きを評価しているとも言えます。

頑張っている仕事を評価されるってとても嬉しいことです。もっと頑張りたいと思います。

熱心な「推し」の方を見ていると、時々、男女の恋愛感情をも超える美しい絆ではないかとすら思うことがあります。

(僕は現時点で推しを作っていません)

まとめ

メイドカフェは現代社会が忘れてしまった大切なことを僕に教えてくれました。

メイドカフェに限らず、普通の飲食店、商店も、同じように人が働いています。商売というのは、売る方はできるだけ高く、買う方はできるだけ安く、相手を騙し合う駆け引きのように見られる風潮もあります。

しかし、本来あるべき姿は、提供する側、受け取る側が互いに感謝をし、互いに相手を思いやりながら、その場を大切にすることではないでしょうか?

メイドカフェはともすれば、消費社会のどまんなかで、「女の子」という商品を使い、金を持ってるオタクのおっさんからむしり取る性悪説なイメージを持っている人もいるかもしれません。

しかし、僕が一年間通って見えたものはそれとは正反対でした。

僕は今、この素晴らしいメイドカフェから始まる秋葉原の文化を大切にして応援し、後世に残していくために何かできないかと考えています。

メイドカフェに行きたいと思ったら

駅前にはビラ配りや客引きをしているメイドさんがたくさんいます。キャッチには着いて行かないほうがベターです。この辺りも普通の飲食店と同じですね。

一番良いのは、メイドカフェ愛好家の知人に連れて行ってもらうことでしょう。また、同人誌が多いですがガイド本も存在します。

秋葉るきさんのガイドブック

たかとらさんの「メイドカフェ批評」

秋葉原のノマドに最適なメイドカフェ情報

その他、どこかのメイドカフェに行ってから、メイドさんに聞くというのもおすすめの方法です。メイドさんはメイドカフェが好きで、自分のお店以外にも積極的に行っている方が多いです。


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